山田全自動氏の「ふるほん住吉」はこんなにも面白い!
この記事では、山田氏が古本屋を始めた秘話や、これからの展望などなどをうかがいました。
さあ、「ふるほん住吉」の魅力について深く掘り下げていきます!
イラストレーターの山田全自動氏が古本屋を開業!
今回取材した『ふるほん住吉』は、「○○浮世絵あるある」などで有名なイラストレーターの「山田全自動」氏が、2024年4月に福岡市博多区にOPENしたユニークな古本屋です。
山田氏は他にも、「Y氏は暇人」などの様々な一面も持っています。
福岡あるある更新でござる!福岡・博多弁あるある4選「なるほどですね」は方言だった!こちらから読んでねでござる!!
👇👇👇👇👇👇👇https://t.co/F9XSRGbVCV pic.twitter.com/mv6KGyMBUo— 山田全自動 (@y_haiku) April 30, 2024
▲山田氏自身が店頭に立つ日も
「ふるほん住吉」の開業秘話《2選》
1.「レコード屋」も迷っていた
実は開業以前、「古本屋」ではなく「レコード屋」とも迷っていたとのこと。
ただ「レコード屋は運営のハードルが高い」などの懸念点があり、山田氏の得意分野の「古本屋」を活かして「ふるほん住吉」を開業したようです。
今では福岡県内外問わず、全国から古本好きが集まる大人気店になっています!
2.いざ「古書 本々堂」のサポートで開業!
「ふるほん住吉」は、福岡市南区大橋にある「古書 本々堂」のノウハウを参考に開業したとのことです。
古本屋の開業で重要な「古書組合加盟の手続き」などは、「古書 本々堂」の店主から協力を得たようですよ。
ちなみに「古書 本々堂」さんは、こちらの記事でも紹介していますのでぜひ。
また当初の開業候補エリアは、現在の「ふるほん住吉」がある住吉エリアではなく、福岡市中央区今泉の「上人橋通り」だったようです。
しかし「上人橋通り」では、なかなかいい空き物件がなかったようで、住吉エリアの物件に運命を感じたことで、ここに開店することになりました。
山田氏は、住吉エリアがとてもお気に入りだそうです。
「住吉エリア」は、博多駅から徒歩で行ける便利な立地にあり、レトロな飲食店などがたくさん並んでいるので、博多エリアのぶらり散歩などにもオススメですね。
また近隣にある「美野島エリア」の独特な雰囲気に惹かれたという点も、住吉での開業の決め手となったようですよ!
なお元々この物件は「サンドイッチ屋」だったとのことですが、今ではその面影もありませんね!
少年心が躍動!ワクワク止まらぬ品揃えたち
店の外にある本はどれも「100円」
それではアイテムの紹介をしていきます!
まず店の外で、こんな看板を見つけました。
「店の外に置いてある本は、ALL100円です」
え…全てが100円!?
「ふるほん住吉」では「100円本」の”量”がとてつもなく多いのです!
店主の山田氏は元々「ブックオフの100円本が好き」だったそうで、
と、こう語ってくれました。
店内レイアウトや仕入れなどの”古本屋づくり”には、山田氏の学生時代からの経験が活かされてるのですね!
商品数の多さも納得です。
他に、「旅行や鉄道系」など専門的な雑誌も並んでいました。
少年心がくすぐられて、ついたくさんの本を手に取ってしまいそうですね。
また、「少年雑誌」・「地図」・「小説」などの豊富なバリエーションも。
このように、年代差があっても楽しめる商品のラインナップの幅広さが特徴。
年齢差のある仲間との来店は、思いがけず盛り上がるかもしれませんね!
マルシェのような珍しい掘り出し物ばかりで、20代の筆者もワクワクが止まりませんでした…。
レトロなマッチ箱が名物に
「ふるほん住吉」の名物の一つは、この昭和レトロな「マッチ箱」。
「昔の喫茶店のデザイン」など、珍しいパッケージばかりで、見ているだけでもテンションが上がりますね!
価格も「100円〜」なので、お土産やコレクションなどにもおすすめですよ!
例えばギターの「ピック入れ」としてマッチ箱を使うなど、今の若者にも人気が出そうだな〜!と、筆者のイメージも膨らみました。
あぁ懐かしい〜と、ついつい大人買いしてしまいそうですね…!
他に「カセットテープ」などもありました。
すべて「試聴OK」のようです!
お店に置いてあるディスプレイも売り物
「ふるほん住吉」では、なんと本以外の「ディスプレイの一部」も売り物となっているようです!
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このように、もし店内で気になる商品があれば、ぜひスタッフさんに尋ねてみてくださいね!
例えばこの猫の作品は、スタッフのカラサキアユミ氏の作品だとか…?
この可愛らしい絵画は、店主の祖母が描かれたとのことです。
これらは多分売り物ではないと思いますが…、ディスプレイの細部まで魅力的でそそられますね。
▲山田全自動氏の自著も
また、店内ではこっそりと、店主の山田全自動氏の著書も置かれていました。
「浮世絵あるある」で有名な山田全自動氏の書籍ですが、山田氏によると昔の絵と最近の絵では、「輪郭のタッチ」が微妙に違うとのこと。
そこで実際にタッチの違いを比べてみると、やはりその微妙な差を感じました。
店主への興味が一層高まるので、よければぜひ皆さんも比べてみてくださいね。
リンク
浮世絵に影響を受けた、山田全自動氏ならではの「作風の違い」が楽しめる点も、ファンにはたまらない一冊ですね。
しかし!
「ふるほん住吉」のメイン商品は、山田氏の「自著」でなく「古本」だそうです。笑
漫画家のスタッフによる魅力的な店内レイアウト
スタッフは漫画家のカラサキアユミ氏
続いてはスタッフさんの紹介です。
実は「ふるほん住吉」では、漫画家のカラサキアユミ氏がスタッフとして活躍中。
店内にはカラサキ氏の著書も並べられているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
また店内の陳列などの、「レイアウト」はカラサキ氏が担当しているとのこと。
とってもオシャレで…惹かれますね。まさに異空間です。
カラサキ氏はこう語ってくれました。
このように、カラサキ氏が蚤の市などで集めたコレクションは、「ふるほん住吉」の雰囲気にぴったりだそう。
ちなみに店先では、ブルドックの可愛らしい置物が出迎えてくれます。
実は店主の山田氏はブルドック好きで、これは山田氏が自ら仕入れたのだそう。
ぜひ、このように本以外のアイテムにも注目してみてくださいね。
「ふるほん住吉」のこだわり《2選》
1.誰にでも受け入れられる古本屋に
ふるほん住吉のこだわり一つ目は、”誰にでも受け入れられる本屋にする”という点。
そのために、「本の陳列ジャンルには、あえて偏りがないようにしている」とのこと。
万人受けで、実に幅広いジャンルの本が揃えられているのが特徴です。
店内は年配の方から若者まで、さまざまな年齢層の方が楽しめる空間になっています。
他には、「荷物預かります」や「写真OK」などのPOP掲示もあります。
古本屋に行くのに緊張する…という方にも、良心的で居心地がいいですね。
例えば、本の値段はすべて「見開きページ」に書かれています。
これはとてもわかりやすい!
古本屋あるあるですが、「値札探し」に苦労することはよくありますもんね…。
2.お客様のリクエストに応える
「ふるほん住吉」のこだわり二つ目は、”お客様のリクエストにはなるべく応える”という点。
例えばこの大人気の「映画パンフレット」シリーズ。
これは、開業まもない頃にお客様からの要望に応えたのがきっかけで、同店での取り扱いを始めたのだそう。
このように、お客様からの「要望」に応えるという、本屋としての柔軟性も感じますね。
「ふるほん住吉」でこれからしたいこと
さいごに「ふるほん住吉」で今後したいビジョンを聞いてみました。
店先でコーヒーのキッチンカーなどを
今後のビジョンの一つ目は、「店前でコーヒーのキッチンカーを出したい」とのこと。
現在、店前の駐車スペースには車は停められないようになっていますが、いずれはコーヒーのキッチンカーなどを呼んで、ゆっくりと本を楽しめる空間にしたいと考えているようです。
ちなみに「秋」などの過ごしやすい時期に、実施予定のようですよ。
「本」と「コーヒー」の相性はバッチリなので、今後のイベントなども楽しみですね。
古本屋がもっと増えればいい
これからの福岡カルチャーを築く古本屋の一人として山田氏は、「同エリア内に、古本屋が増えることは良いこと」だと語ります。
このように古本屋の新規出店に対して、ウェルカムな考えを持たれていました。
福岡で古本屋を開業予定の方は、「ふるほん住吉」をぜひ色々と参考にしてみてはいかがでしょうか。
いつか、20代の筆者自身も、古本屋を開業したいな〜と考え始めました…。
今回、「ふるほん住吉」の取材を通して、「店づくりのオリジナリティーの高さ」や「商品の入れ替えの早さ」などの、様々な魅力を感じました。
これから初めて訪れる方々にとっては、きっと何度も訪れたい特別な古本屋になることでしょう。
さあ、これからも「ふるほん住吉」の飛躍が楽しみですね。
取材させていただきありがとうございました!
写真:筆者撮影
ふるほん住吉
住所 | 〒812-0018 福岡県福岡市博多区住吉4丁目14−3 |
営業時間 | 11:00~18:30 |
定休日 | 火曜 |
リンク | HP・Twitter・Instagram |
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さいごに
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