「転職しようか迷うなぁ…。」
誰もが、そんな悩みを持ったことがあるのではないでしょうか。
そこで今回は、「転職の思考法」をザッと要約し 転職先の会社を決めるための軸やポイントを紹介します。
転職を迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
■転職するか迷っている人
■今の会社でいいのか悩んでいる人
【要約】「転職の思考法」から学ぶ!会社選びの軸とは?
書籍について
書籍タイトル:「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法」
著者:北野 唯我
発売日:2018年6月
転職先を決めるポイントとは?
会社選びの3つの基準
会社選びには3つの基準があります。
<会社選びの3つの基準>
1.マーケットバリューの高さ
2.働きやすさ
3.活躍の可能性
以下、それぞれ解説していきます。
1.マーケットバリューの高さ
まず、会社選びの際には、「マーケットバリューの高い人が集まる会社」を選びましょう。
「いつでも転職しようと思えばできる人が集まる会社」と「転職したくてもできない人が集まる会社」があるとします。この2択では、前者の方が”強い会社”となります。
つまり、「いつでも転職しようと思えばできる人が集まる会社」=マーケットバリューの高い人が集まる環境に身を置くようにしましょう。
2.働きやすさ
2つ目に、会社選びの際には「働きやすさ」を選びましょう。
その業績状況の良し悪しに関わらず、1で挙げた、マーケットバリューのある人たちが集まる会社の方が、働きやすいという傾向にあります。
3.活躍の可能性
3つ目に、会社選びの際には「活躍の可能性の有無」で選びましょう。
特に、30代以上の方における「活躍の可能性」は、会社環境に頼るものでなく自らの手で掴むものとなってきます。
その会社の中で、自分が活躍できるイメージを持てるかどうかで、判断するようにしましょう。
「中途で入るべき会社」と「新卒で入るべき会社」
次に、会社の種類には2つあります。
- 中途で入るべき会社
- 新卒で入るべき会社
それぞれ見極め方は以下の通りです。
- 中途人材をいかすカルチャーがあるか
- 「自分の強み」と「会社の強み」が一致しているか
- 中途人材をいかすカルチャーがあるか
会社の中には、もちろん「中途社員」と「新卒社員」がいますよね。
その際に、転職先の会社が「中途重視の会社」か「新卒重視の会社」であるかを見極める必要性があります。
もし、“中途社員の役員が一人もいない”など、中途では出世できないような企業カルチャーを感じた場合には注意が必要です。
- 「自分の強み」が「会社の強み」と一致しているか
もし、あなたが転職先での裁量権を持ちたいのであれば、「自分の強み」と「会社の強み」が一致しているかどうかを把握しておく必要があります。
例えば、”核(エンジン)となっている部署はどこか”などと、自分の担当職が活躍にふさわしい環境となっているのか、注意しましょう。
20代は専門性、30代は経験、40代は人脈をとる
20代は「専門性」、30代は「経験」、40代は「人脈」をとるべきです。
もし、あなたが迷っている会社から好条件の福利厚生を提示されたとしても、しっかり「専門性と経験」の軸でキャリアを判断するようにしましょう。
その仕事はスキルになるか、そしてスキルを活かせるか、という点に着目すべきです。
また、40代では「人脈」をとりましょう。
人脈などの人的資産は、歳を重ねるにつれてハードルが上がっていきます。仕事においても、これまで培った人付き合いをより生かすために、重要となる価値の軸を把握しておきましょう。
給料は“マーケットバリュー”と一致する
給料の額面は、長期的にみるとマーケットバリューと一致します。
「マーケットバリューを高められる見込みのある会社」と、「すでに成熟している会社」を選ぶとなれば、問答無用で前者「マーケットバリューを高められる見込みのある会社」をとりましょう。
マーケットバリューがもたらす将来性には、長期的な価値があります。
伸びる業界に身を置くだけで価値になる
伸びている成長業界に身を置くことは、それだけでも価値があります。
その業界とともに、自分自身も成長できるためです。
逆に言えば、”衰退する業界”での経験は無効化します。
人間には“ライフサイクル”があるように、仕事にも“ライフサイクル“はあります。
業界に寿命があることを知ったうえで、伸びる業界を見分けるための選球眼を身につけましょう。
伸びる業界を見分ける2つの方法
伸びる業界を見極める方法は、以下の2つ。
- 複数のベンチャーが参入しているか
- その業界に、非効率をつくロジックがあるか
1.複数のベンチャーが参入しているか
業界の特徴として、伸びるマーケットには、いずれ大企業の競合となるような急成長ベンチャーがいることが多いです。
つまり、その業界がこれから伸びるかを判断するためには、ベンチャー参入の多さという観点からも判断できます。
2.その業界に、非効率をつくロジックがあるか
成熟業界であっても、伸びる業界には、非効率な点に対しまったく異なる角度でアプローチできる隙間があります。その隙間をつくロジックがある場合は、「伸びる可能性がある」と判断できます。
一般的に、「価値」というものは長い目で見ると逆転します。そのため適切な判断が重要となります。
「伸びない業界」の見極め方としては、「全体的に利益が下がっている会社がある」ことです。
コモディティ化から脱出するための「ラベル」を貼る
「ラベル」とは、個人としてのキャッチコピーがある状態のことです。個人としての強みを持った人材は重宝されます。
例えば、「新規開拓の鬼」や「既存顧客のニーズ汲み取りエース!」などの、この人といえばこれ!という強みのこと。
このように自分だけのラベルがあることで、コモディティ化から一気に抜け出せます。
<ラベル探しのポイント>
・自分の好きなことか
・苦にならずにこなせるか
「being型」と「to do型」の違いとは
人間には、2タイプの型が存在します。
それは、“どうありたいか“を重視するbeing型と、“何をしたいか“を重視するto do型です。
- being型…”どんな人でありたいか、どんな状態でありたいか”を重視する人
- to do型…”何をしたいか”を重視する人(明確な夢や目標がある)
ほとんどの人は、前者のbeing型であるとされています。
転職を進めていくと、”やりたいこと”を探すのが難しくなりがちです。しかし本書では次のように述べられています。
– “やりたいこと”なんて、必要ない –
つまり、やりたいことを無理して見つけようとせず、自分が2タイプどちらの型であるかを自覚した上で、冷静に選択するということが重要となります。being型であっても、特に気にすることはないのです。
1.マーケットバリューを高める
2.仕事での嘘を最小限に減らし、自分を好きになる
やっぱり今の会社でもいいか?と思ったとき
転職活動を進めていくと、「やっぱり今の会社でもいいかな」と思ってしまうことがあるかもしません。そんな時には、本来の目的に立ち返りましょう。
今の会社にいて人生の目的が達成できるのか、会社の寿命はまだあるか、今の会社で個人としての「ラベル」は高められるかなど、転職の本来の目的に立ちかえることで、迷いにもしっかりと向き合えるでしょう。
仕事の楽しさは「緊張と緩和」にある
私たちには、自分に合う「緊張と緩和のバランス」があります。
例えば、仕事での大事なプレゼン発表などの、ほどよい緊張がどの程度あるのか書き出してみましょう。もしそれが3〜10個以内であれば、正常な環境となります。
また、転職先ではさまざまな苦労が訪れるかもしれません。しかし、緊張と緩和のバランスを意識することで、自分に合うバランスの良い会社を選ぶようにしまょう。
さあ「転職の思考法」を読んでみよう!
この記事では、書籍「転職の思考法」(北野唯我 著)を要約しました。
- 〜会社選びの3つの基準〜
1.マーケットバリューの高さ
2.働きやすさ
3.活躍の可能性 - 中途人材をいかすカルチャーがあるか
- 「自分の強み」と「会社の強み」が一致しているか
- 20代は専門性、30代は経験、40代は人脈をとる
- 給料は“マーケットバリュー”と一致する
- 伸びる業界に身を置くだけで価値になる
- 〜伸びる業界を見極めるための方法〜
1.複数のベンチャーが参入しているか
2.非効率をつくロジックがあるか - 〜ラベル探しのポイント〜
・自分の好きなことか
・苦にならずにこなせるか - being型…どんな人でありたいか、どんな状態でありたいか
- to do型…何をしたいか
転職への理解が深まったのではないでしょうか。
ぜひ、会社選びの参考にしてみてくださいね。
ぜひ、他の記事も参考にしてみてくださいね。
ちなみに、「転職の思考法」はこちらから買えます。
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